Art Studio
水彩色鉛筆を使ったアーティストレッスンNoriko Kaseda's "color & story"
リアル感を引き出す
色鉛筆と水彩の表現技法
芯を削った粉で描く壁、色を重ねた石畳、花と葉の色を塗る順番など、
リアルな質感を表現する、水彩色鉛筆ならではのテクニックを学ぶことができます。
Pick up Colors
光を感じる絵にするため、鮮やかさ・明るさを表現する発色の良い色と、
暗くなりすぎずに影を表現できる色を ピックアップしています。
P-6
薄浅葱(うすあさぎ)
ICE GREEN
葉、階段や石畳、壁に使用すると、絵を明るくしてくれます。
V-1
チェリー
CERRY RED
鮮やかな色ですが、溶かすとふんわりとした色になります。
D-9
紫根(しこん)
MULBERRY
階段、鉢、石畳の影に使用。 ニュアンスのある影色として風景によくなじみます。
< 用意するもの >
● 色辞典(水彩)
- P-4 水仙
- EX-14 香櫞色
- P-6 薄浅葱 ★PickUP
- P-16 薄荷色
- D-7 千歳緑
- D-18 針樅色
- P-2 珊瑚色
- EX-11 浜茄子色
- V-1 チェリー ★PickUP
- D-1 臙脂色
- V-7 川蝉色
- V-8 ラピスラズリ
- LG-7 水晶色
- D-9 紫根 ★PickUP
- V-9 菖蒲色
- V-4 シャトルーズグリーン
- D-6 鶯色
- D-17 仙人掌
- EX-1 緋色
- D-14 枯竹色
- D-2 栗色
- V-2 蜜柑色
- V-10 黒
- EX-4 深海
- EX-9 烏賊の墨色
● 水筆
- スプレーボトル
- カッターナイフ
- 梅皿(パレット)
- 水入れ
- 水彩紙(ウォーターフォード 中目 300g)
Point 1 下描きもなるべく色鉛筆で
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下描きは、黒い線ができるだけ残らないように色鉛筆を使います。
ただし、色鉛筆の色が薄く、形がとりにくい場合や、何度も線を引いてしまうような場合は、無理をせず鉛筆を使います。
Point 2色入れの時は単色ではなく3色程度の複数の色を使う
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色鉛筆で色を重ねるときは、2〜3色の複数の色を使うと、紙の上で色が溶け合ったときに深みが生まれます。
今回は、紫根(D-9)、薄浅葱(P-6)、菖蒲色(V-9)の3色を使用しました。 -
階段の影の部分にも同様に複数の色を入れます。
Point 3余白を残しながら塗る
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花を塗るときは、葉っぱやハイライトなどのスペースを
意識して余白を残しながら塗ります。 -
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スプレーで水を吹きかける
塗り終わったらスプレーで水を吹きかけます。
濡らしたくない箇所はペーパーを敷いて隠してください。 -
水を吹きかけた上から水筆で色を溶かしていきます。
Point 4水筆で色鉛筆の芯から直接色を取って描く
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細かな部分を描くときは、水筆で色鉛筆の芯から直接色を取ると、丁寧に表現できます。
※色鉛筆のひび割れの原因になりますので
色を取った後は芯をティッシュなどで押さえてよく乾かしてください。 -
Point 5アウトラインも何色か使う
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外壁のレンガのアウトラインも、1色だけで描くと単調になってしまうため、複数の色を使って描きます。
色を重ねることで、よりリアルな質感を表現することができます。※複数色の使い方
複数の色で描いた後、水筆で軽く溶かします。
完全に乾いた後、水筆で芯から取った色や、芯を削りパレットで溶かしたウエットな色を足してもきれいに発色します。 -
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Point 6色鉛筆の粉で質感を出す
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水筆で紙を濡らし、その上に色鉛筆の芯を削った粉を落とすことで、
石材のようなざらっとした質感を表現できます。 -
削り落とした粉の質感を残しながら、水筆で紙になじませます。
このとき、粉が溶けすぎないように注意してください。 -
Point 7仕上げは水彩絵の具のように
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広い面積を塗る場合や、同じ色を多く使うときは、
カッターなどで色鉛筆の芯先を削り、パレット(小皿)に落として使用します。
※塗る範囲に応じて、水彩用の丸筆をご使用ください。 -
水筆で溶かし、パレット上で色をつくります。
水筆にたっぷり水を入れておけば、こまめに水を補充する必要がなく、
バケツの替わりとして使うことができます。
※水筆は軸を押すと水が出ます。 -
パレットにつくった色を水筆で水彩絵の具のようになじませていきます。
複数の色を重ねることで、
自然な奥行きやリアルな質感が生まれます
ご紹介した技法を参考にいろいろな風景画に挑戦してみてください
監修
水彩色鉛筆画家
かせだ のりこ
日常や旅先でのスケッチを楽しく描くことを目指した、
水彩色鉛筆画講座の講師としても活躍中