朝のフルーツこれ1本

Art Studio

水彩色鉛筆を使っアーティストレッスン
HOME > 水彩色鉛筆 > 色鉛筆レッスン

これから水彩色鉛筆を始める方にぴったりの基本のテクニックをご紹介します。
第一線で活躍するアーティストの先生方によるデモンストレーションを通して、
色辞典の色を活かした塗り方のコツ、水彩色鉛筆の楽しみ方がわかりやすく学べます。

基本的な塗り方・溶かし方

  • 薄い色

    薄い色に仕上げたいときは、弱い筆圧で力を抜いて薄く塗ります。

  • 濃い色

    濃い色に仕上げたいときは、何回も塗り重ねて濃くします。

  • 色を重ねる

    色を重ねる

    ほかの色を塗り重ねることで
    混色されて様々な色が表現できます

色の組み合わせ

色辞典はどの色を組み合わせても素敵な色味を表現できます。
皆さんのお好きな色を組み合わせてみてください。
今回は basic Lesson を監修いただいた悴田先生のおすすめの組み合わせをご紹介いたします。

  • 水仙(P-4)×珊瑚色(P-2

    水仙(P-4)× 珊瑚色(P-2) → ベージュ

    ・珊瑚色をやや多めに使うことで、人物を描く際も自然な仕上がりになります。
    ・建物の壁や、あたたかみのあるベージュを表現したい時にもおすすめの組み合わせです。
    ・食べ物のスケッチでは、パスタやパンなどの色味にも適しています。

  • 珊瑚色(P-2)→ さくら色 × 浜茄子色(EX-11)

    珊瑚色(P-2) × 浜茄子色(EX-11)→ さくら色

    ・2色を混ぜることで、ふんわりとしたやさしいピンクが生まれます。
    ・桜やバラなどのお花、洋服や雑貨など、きれいな色を塗りたいときに使いやすいです。

  • 露草色(EX-12)× チェリーレッド (V-1)→ ラベンダー

    露草色(EX-12)× チェリーレッド (V-1)→ ラベンダー

    ・建物の陰影や人物の肌に重ねて、やわらかな奥行きを出せる色です。
    ・淡い紫が欲しいときや、お花を描くときにも活躍します。

  • 蒲公英(V-3)×枯竹色 (D-14)

    蒲公英(V-3)× 枯竹色(D-14) → ゴールド

    ・金色を表現したいときにぴったりの組み合わせです。
    ・教会や寺院の尖塔、カップのふち、アクセサリーなど、輝きを加えたい場面で活躍します。

  • 水仙(P-4)×臙脂色(D-1)

    水仙(P-4)× 臙脂色(D-1) → ベネチアンレッド

    ・肉料理やハムなど、食事スケッチのアクセントカラーとしてよく使います。
    ・人物の唇の色にもおすすめです。
    ・ヨーロッパの建物に見られる、可愛らしい赤い屋根の表現にも使えます。

  • 露草色(EX-12)×薄浅葱(P-6)

    露草色(EX-12)× 薄浅黄(P-6) → ターコイズブルー

    ・川や湖など、水辺の表現に適した組み合わせです。
    ・塗り重ねやにじませによって、水の明るさや深さ、透明感を表現できます。

色鉛筆を濡らして描く

紙を濡らした部分に色鉛筆で描くと、クレヨンのようなタッチが表現できます。
また、色鉛筆の芯を濡らして描いても、同様の表現ができます。

  • Basic Lesson

    濡れたところに描く

    水彩色鉛筆は、紙が濡れていてもそのまま描くことができます。
    クレヨンのように濃く、鮮やかな色が出せるので、アクセントを加えたいときにぴったりです。
    乾いた紙に描いたシャープな線と組み合わせることで、にじみとくっきりを対比させた表現も楽しめます。
    ひと工夫で、表現の幅がぐんと広がります。

  • Basic Lesson

    芯を濡らして描く

    芯の先を水につけて描くと、まるで不透明絵具のように濃く、しっかりとした発色になります。
    描き進めるうちに水分が減ってくると、自然とかすれた線になり、1本の線の中に美しい濃淡が生まれます。
    このにじみとグラデーションは、水彩色鉛筆ならではの魅力的な表現です。

細かいところ・広い面の溶かし方

水筆や水彩筆でなぞって溶かします。
薄い色から濃い色の方向に溶かしていき、水筆は軸を押して水の量をコントロールします。
色を替える時や筆をきれいにしたい時は軸を押して水を出し、 ティッシュなどで色をふきとってください。

  • 細かいところは水筆を立てて、
    筆先で触って溶かします

  • 広い面は水筆を寝かせるようにして
    全体を使って溶かします

水筆で色鉛筆の芯から直接色を取って描く

  • 水筆で色鉛筆の芯から直接色を取って描いたり、
    塗ったりします

    ※色鉛筆のひび割れの原因になりますので
    色を取った後は芯をティッシュなどで押さえてよく乾かしてください。

パレットに色をつくる

  • 色鉛筆の芯を削ってパレットや小皿に落とし、水で溶かして使用します。
    広い面を一気に塗りたいときや、背景にやわらかなにじみを加えたいときにおすすめです。
    色の濃淡も自由に調整できるため、水彩絵の具のように使えます。

ぼかしの技法「にじみ(wet-in-wet)」

  • 水筆で水をたっぷり出して塗ったところに、
    濡れているうちに色鉛筆の芯から色をとって
    そっと置くと色がにじんでいきます

    パレットに溶いた色を落としても
    きれいな大きなにじみが出来ます。

輪郭のぼかし方

  • 輪郭線をぼかしたいときは、色がついていない水筆でぼかします。
    水筆の軸を軽く押して水を出しながら、溶かした部分の外側に向かって筆を動かすことで、
    自然なぼかしが生まれます。

色を重ねる

  • 色を重ねる

    1色目を塗った後、完全に乾かしてから2色目を重ねます。
    乾かすことで1色目の色が溶け出すことはなく、色が澄んだまま重なる美しい透明感を表現できます。

パウダリング

  • 色鉛筆の芯をカッターやサンドペーパーで削り、パウダー状にします。
    その粉を指やティッシュで紙にこすりつけると、やわらかく繊細な雰囲気が表現できます。
    細かい部分には綿棒を使うと便利で、不要な部分は消しゴムで消すことも可能です。

    濡らした紙の上に、複数の色鉛筆の芯を削り落として色を重ねることで、
    にじみや混色の美しさを生かした、豊かな表現ができます。

削り粉にスプレーを使う

  • 色鉛筆の芯をカッターやサンドペーパーで削り、パウダー状にします。
    紙にパウダーを落とし、
    スプレーで水を吹きかけると、色が溶け出すと同時に粉も残り、
    さまざまな質感を表現することができます。

    また、広い面積を溶かしたいときにも、
    スプレーで水を吹きかけると溶かしやすくなります。
    複数の色の削り粉を落とすことで、より豊かな質感を出すことも可能です。

    ※風圧で粉が飛び散るため、パウダーを使う場合は、
    最初はスプレーを紙から離して30cmほど上から吹きかけ、
    粉が定着してから近くから吹きかけると色がきれいに溶け出します。

白の表現方法

  • 紙の白を残すのは難しく手間がかかるため、
    水や雪、光などを表現したい部分には、あらかじめろうそくを塗ってから色を重ねます。
    ろうそくの油分が水をはじくため、その部分には色がつかず、白さを残すことができます。

  • 白のマーキンググラフ(クレヨンでも可)を塗ってから色を重ねると、塗った部分が白く残ります。
    塗りつける回数によって、はっきり白く残したり、やわらかくぼかした表現にできます。

    そのほかにも、白を残す方法としては次のようなものがあります。
    ・塗り残す
    ・マスキングインクを使う
    ・ガッシュやアクリルの白い絵の具で描き加える

36色のカラーリストを作ろう!

持っている色を塗って、IROJITENカラーリストを完成させよう!
水彩紙を使用することで水彩ならではの表現を確認できます。

※プリンターの機種によっては水彩紙への印刷が出来ない場合があります。
ご使用のプリンターの取扱説明書をご確認ください。

カラーリストダウンロード(PDF)

※PDFを印刷してご利用ください

監修

かせだ のりこ

水彩色鉛筆画家

かせだ のりこ

日常や旅先でのスケッチを楽しく描くことを目指した、
水彩色鉛筆画講座の講師としても活躍中