株式会社トンボ鉛筆(本社・東京都北区、社長・　小川晃弘）は、ペン先が5.2㎜出て、ペン先周りの視界が広く精密筆記ができるニードルチップ(needle(針)tip)を採用したノック式超低粘油性ボールペン「モノグラフライト」(商品名)を3月4日（木）に全国の文具店と量販店他で順次発売します。

本製品の特長は、①ニードル長が業界最長(当社調べ)でペン先周りの視界が広く精密筆記に適する、②筆記時の摩擦抵抗が当社従来品比で約10%､業界標準で約20%低く(一般低粘油性ボールペン比/当社調べ)、滑らかに書くことができる点で、これまでにない画期的な油性ボールペンです。当社がニードルチップボールペンを開発・発売するのは初です。

発売するのは、ボール径は0.38㎜と0.5㎜､インク色は黒・赤・青、ボディ色は   5色柄（黒インクの場合）です。希望小売価格は198円(税別180円)。このプライスラインは当社ノック式ボールペン中初でスタンダート品として普及を目指します。

精密筆記に最適な業界最長のロングニードルチップ
ノックするとボディ先端からはペン先が5.2㎜露出します。この長さは当社従来品(コーン型)に比べて30%長く、また業界でも最長です(当社調べ)。スリムな先端(直径1.2㎜)が長いニードルチップのため、ペン先周りが明るく、広い視界を確保しているため、精密な筆記ができ、手帳やスケジュール帳など限られたスペースにより多くの情報を記入できます。また、細字を好む　ユーザーのニーズも満たします。

（左）一般的なコーン型、（右）ニードルチップ

摩擦抵抗が業界標準より約20%低く、軽く滑らかな筆記感
モノグラフライトは筆記時の摩擦抵抗が当社従来品比で約10%、業界標準で約20%低く、軽く滑らかに筆記することができます。
超低粘度系油性ボールペンの多くは、非筆記時には筆記ボールを後ろから押圧するためのスプリングをチップに　　内蔵していますが、モノグラフライトはスプリングレス化を　可能にし、それに加えてチップ内部のボール座面（図）をより真球形状に近づけることが出来る新技術を開発しました（特許出願中）。これにより、筆記時にかかる摩擦抵抗を飛躍的に抑えることができ、これまでにない感覚で軽く滑らかに筆記することが可能になりました。

筆記用ボールの滑らかな動き

さらさらな超低粘潤滑油性インク採用
インクは、さらさらでなめらかな書き心地の超低粘潤滑油性インクを採用しました。前述の新設計スプリングレスチップと組み合わせることで業界標準を超える滑らかさを実現しました。また、筆記時に紙面へ付着するインクのボテは、当社従来品比で約1/2に低減、一般的な低粘油性ボールペンに比べて約1/3程度に抑えられました（0.5㎜の場合/当社調査）。

耐久性に優れた切削加工ニードルチップ
本製品のニードルチップは、複数の部品からつくるニードルチップとは異なり、一つの材料を切削加工してつくる一体型ニードルチップのため、前者と比べて先端部の強度が優れており、折れ曲がりにくい（耐折損性）特性を持っています。一般的なコーンチップと同感覚で使用でき、複写カーボン紙にも筆記できます。

高密度テクスチャーグリップを採用
指先にフィットする長さ33㎜の高密度テクスチャーグリップを採用、滑りを軽減、軽い力でもしっかり保持できます。また、手脂のベタつきを抑え、ドライで快適な握り心地です。

ボディ色は、黒インクはMONOストライプ柄のモノカラー、シルバー、ライトブルー、ライム、ピンクの５色柄、赤インクはモノカラーでノック部がレッド、青インクはモノカラーでノック部がブルーです。

精密筆記のモノグラフシリーズ
当社は2014年春にするりと伸びた製図用ペン先の精密筆記シャープペンシル「モノグラフ」(385円)を発売、好評を得ています。これは筆記が手帳やスケジュール帳を　中心に高精度になっている傾向を示しています。
このたび発売するボールペン「モノグラフライト」も同様に、するりと伸びたペン先(ニードルチップ)と超低粘潤滑油性インクで精密に筆記したいニーズに応えます。

シャープペンシル「モノグラフ」

モノグラフライトの年間販売計画は国内数量200万本、金額3億6千万円(小売価格)です。

※こちらはバラ仕様の製品品番です。パック入り仕様の製品もございます。
※0.38mm替芯　BR-KNU33/25/15（黒/赤/青）　税込110円（税別100円）
※0.5mm替芯　BR-KNE33/25/15（黒/赤/青）　税込110円（税別100円）

写真左から、モノカラー、シルバー、ライトブルー、ライム、ピンク、モノカラー（赤インク）、モノカラー（青インク）