株式会社トンボ鉛筆(本社・東京都北区、社長・福嶋潤一)は、ノック式シャープペンシルに、くり出し式消しゴムを備えた「モノグラフ ファイン」0.5㎜芯(1,320円(1,200円税抜))の新ボディカラー「ネイビー」と「グリーン」を12月4日※から全国の文具販売店、文具売場で順次発売します。
※店頭には順次導入されるため、詳しい発売日は最寄りの文具店様にお問い合わせください。

「モノグラフファイン」は、一本で“書く・消す”を満たすシャープペンシル「モノグラフ」のユーザビリティーを高め、精緻な仕上げ加工をした進化形。ペン先周りをさらに明るく広くした精密なテーパー加工、書く時はノック棒・消す時は(ノックが)ロックされる新消しゴムユニット、革のような感触のソフトフィール塗装を施したグリップなど、“ファイン”を重ねました。2023年発売のシルバー、ブラックに、新たにネイビーとグリーンを加えます。
ペン先周りをさらに明るく緻密にしたテーパー加工
ペン先は4段のテーパー加工を加えてペン先周りを明るく、筆運びをさらに緻密にしました。加工は、①直径(以下φ)10㎜の胴軸(ボディー)をφ8.8㎜に削り、②これをφ4.8㎜になだらかな富士型(逆アール)加工で削り、③さらにφ3.4㎜に削り、④また富士型にφ1.6㎜に削りました。ペンが紙面を遮ることを極力低減して紙上の見通しをよくしています。
この精密な加工はペン先からグリップまでの約50㎜の先軸にメタル軸を採用し、機械加工によって上記のテーパー加工を施すことで実現しました。一般のシャープペンシルは口金と呼ぶ部品を後付けしますが、これを一体化して理想的な形状を追求。またペン先のガタつきやブレも解消しています。さらにメタルの自重が低重心となって安定した筆記感を得ています。

ノック式ながら消すときはロックされる「ロック機構」新採用
モノグラフ ファインは、ノックを制御する「ファインイレースシステム」を搭載しています。芯出しするときは(消しゴムユニットを)ノック。消しゴムを使うときは(回転により)自動的にノックが停止しロック状態に。ホルダー消しゴムのように字消しできます。仕組みは本体内のオモリがペンの回転で移動し、ノック機構を制御します。
消しゴムは直径3.6㎜長さ30㎜(実用23㎜)の細字消しに適したスティック形です。出したい消しゴム量は消しゴムユニットの外周を回転させるだけ。

メタルなのにしっとり、見えないグリップ加工
グリップ部は胴軸直径を0.4㎜細めて握りを安定させました。この表面に ソフトフィール塗料(触感塗料)を塗装、革製品のようなしっとりとした肌触りをメタルボディーの表面に与えています。採用したソフトフィール塗料は耐加水分解に優れ、長期間の使用にもベタつきが発生しません。
ペンとしての意匠性を大切に、外観に響かないソフトフィール塗料で快適なグリップ感と実用性を確保しました。

ショートクリップ
クリップを短くして手の甲にクリップ先端が当たらないよう配慮しました。ショートクリップ:長さ約30㎜×幅5㎜(板バネ式)。
さらに、クリップも本体色と同じネイビー、グリーンに仕上げることでシンプルなデザインに仕上げています。

「モノグラフ ファイン」
本体サイズ:全長148.4×最大幅13.3㎜(軸径10㎜)/ 重量21.9g

左から、新色ネイビー・グリーン(2025/12発売)、シルバー・ブラック(2023/10既発売)
