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FAQ
「ボールペン」に関するご質問にお答えいたします。下記から質問項目をお選びください。
ボールペン
替え芯について
1. 適合一覧
2. 交換方法
■多色ボールペン
グリップ部分を持って左に回すと先軸が外れて、芯を交換することが出来ます。ノック部分を戻した状態でノックボタンを押さえて芯を引き抜いてください。新しい芯は、ノックボタンが戻っていることを確認しまっすぐにさしてください。ノックした状態ですと、スプリングに引っかかってしまいますのでご注意ください。
■リポーター4コンパクト 替芯交換方法 (BC-FSRC/BC-FSRCV)
| [ 1 ] | [ 2 ] | [ 3 ] |
| ペン先を収納し、先軸を回して後軸から外してください。 | ノックボタンを押さえながら、使用済みの芯を1本ずつ引き抜いてください。 | 新しい替芯を元の位置まで差し込んでください。 |
| [ 4 ] |
| 先軸を取り付けてください。 |
■エアプレス 替芯交換方法
BC-AP ※替え芯は、BR-SFをご使用ください。
| [ 1 ] | [ 2 ] | [ 3 ] |
| ペン先を収納し、先端部分を回して外してください。 | 使用済みの芯を引き抜いてください。 | 新しい替芯を元の位置までしっかりと差し込んでください。 |
| [ 4 ] |
| 先端部分を取り付けてください。 |
インクについて
1. インクの原料
■ 油性インク
染料+溶剤+樹脂が基本的な構成になっています。これはマーカーの構成とほぼ同じですが、粘度が違うのです(水飴や蜂蜜位の粘度)。
■ 水性インク
水性インクは顔料+分散剤+水が基本の構成要素になっています(コーヒーや紅茶位の粘度)。中性インクは油性と水性の中間の粘度で、例えて言うならとんかつソースやトマトジュース位だといえます。中性の意味は酸性対アルカリ性や油性対水性の対比での中性ではなく、インクの粘り気が中性と言う意味です。(溶剤でなく水を使っていますので化学的には水性です。)
2. インクの寿命
■ 油性インク
JISでは、製造日より15ケ月間経過しても良好に書き出せることとなっています。トンボの商品に関しては24ケ月を保証しています。芯にはロット記号が入っていますので、購入の際は確認する事が重要になってきます。
油性は特に寿命が長く、保存状態にもよりますが、通常5年間位は普通に筆記できるといわれています。保存の際は、高温多湿の場所は避けてください。
3. 油性インクで汚したとき
皮膚の場合
早めに石鹸などで洗ってください。すぐには落ちない場合もありますが、繰り返し洗ったり、入浴等で徐々に落ちます。
紙の場合
インクが紙の内部に浸透し、染まるために落ちません。砂消しゴム等でインクが浸透した紙の表面を削り取ってください。
布の場合
クリーニング店にご相談ください。ベンジン等は汚れが広がりますのでご注意ください。それでも一部汚れが残る可能性があります。
革の場合
インクが内部に浸透し、染まるために落ちません。ベンジンやアルコール等の溶剤は、変色や傷みの原因になりますのでご注意ください。小さな汚れには消しゴムでこする、同色の靴クリーム、色鉛筆等で隠すことも効果的です。
木・石・レンガの場合
材質の凹凸面にインクが入り込むため落ちません。表面が平滑な材質では、雑巾等に洗剤を含ませてこすることで薄くなりますが、完全に落とすことはできません。家具や床材などの塗装、コーティングが施されている材質への溶剤の使用は、十分に注意し、目立たぬ場所で確認してから行ってください。
ガラス・金属・プラスチックの場合
ほぼ完全に落ちます。
(1)雑巾等に水、もしくは洗剤を含ませてこすってください。
(2)落ちなかった場合は、薬局等で販売している無水エタノールを雑巾に含ませます。
(3)不必要な部分や、目立たないところで、変質等がないことを確認してください。
(塗装、コーティング等が施されている材質は特に注意して確認してください)
(スチロール、アクリル、ビニール、硬質塩ビ等インク自体におかされるような材質には絶対に使用しないでください)
(4)雑巾に色がつかなくなるまでこすってください。
4. 水性インクで汚したとき
皮膚の場合
早めに石鹸などで洗ってください。すぐには落ちない場合もありますが、繰り返し洗ったり、入浴等で徐々に落ちます。
紙の場合
インクが紙の内部に浸透し、染まるために落ちません。
布の場合
汚れは残ります。
極力インクが乾く前に以下の作業をしてください。
(1)材質・洗濯方法を確認し、「水洗いが可能」か「中性のマークがないか」を確認してください。
(2)アルカリ性洗剤もしくは石鹸を溶かした30〜40℃程度のお湯に浸けてください。
(3)もみ洗い(可能であればブラシなどで擦る)、すすぎを繰り返します。
(4)汚れが残っている場合、漂白剤が使用可能であれば、その使用方法に従って浸け置きをしてください。
革の場合
一部汚れが残ります。
汚れを広げないように、水を含んだ雑巾を強めに絞って拭いてください。
木・石・レンガの場合
(浸透もしくは材質の凹凸面にインクが入り込むため)落ちません。
ガラス・金属・プラスチックの場合
ほぼ完全に落ちます。
可能であれば水で流してください。もしくは、雑巾等に水を含ませ、拭き取ってください。
5. 水性と油性の違い
主溶剤に水を使った物が水性インク、有機溶剤を使ったものが油性インクです。外見上は、水性インクはシャブシャブで、油性インクは水飴状です。水性インクは顔料を分散し着色してますが、油性インクは染料を溶解して着色しています。
6. 水性インクは水に弱い?
トンボ鉛筆では水性インクには顔料を使用しています。筆記直後はにじむこともありますが、乾燥すると水にぬれてもにじむ心配はありません。
筆記トラブルの原因
1. インクが出ない
■ インクは残っていますか?
インクの量はパイプの外から見えますが、古い物ですと見え難くなることがあります。
■ インク寿命
ボールペンには寿命があります。製造後4〜5年経つと、インクが固まって筆記が重くなったり書けなくなることがあります。中芯には製造日が印字されていますので、参考にして下さい。
■ チップに傷はありませんか?
紙に筆記してみて引っ掛かったり、濃淡になったりしませんか? 先端は精密に作られています。落としたり、ぶつけたりすると先端が変形しボールが回らなくなったり、ボールがとれたりして書けなくなることがありますのでご注意ください。
■ 上向き筆記
ボールペンのペン先を水平より上に向けて筆記すると、チップの先端から空気が入り、インクが途切れることがあります。インキが途切れると筆記できなくなり、回復は難しくなります。インキが尾端から流れ出ることがありますので、ご注意下さい。
注)壁に貼った紙に文字を書いたり、クリップボードを手に持って文字を書くと、無意識のうちにチップが水平より上を向いていることがあります。タクシーの運転士さんに逆流が多いのはこのためです。ご注意ください。
■ キャップをしていますか?
水性ボールペンではキャップをはずしたままにしておくと、チップの中でインクが乾燥して書けなくなることがありますのでご注意ください。
■ 紙の汚れ
ボールペンは、紙との摩擦によってボールが回転することで筆記できます。紙の表面に手の脂等が付いていると、ボールが滑って回転せず筆記できないことがあります。
■ 紙質
ボールペンは紙との摩擦によってボールが回転することで筆記できます。紙の表面がつるつるだと、ボールが滑って回転せず筆記できません。ガラスの表面やプラスチックの表面も同様です。ガラスやプラスチックはインクを吸収しないので、表面に付いてもインクの表面張力で玉になってしまい、線になりません。ソフト塩ビのデスクマットなどは、インクを吸収するので書くことができます。
■ 角度
ボールは、抜け落ちない様に半分以上ホルダー部に埋没しています。そのため、寝かせていくとホルダーの縁が紙に当り、筆記できなくなります。トンボでは、ホルダーの縁の厚みを薄くして書ける範囲を大きくするようにしています。ボールが小さくなっても縁の厚みには限界があり薄くできませんので、ボールが小さい(細書き)方が紙に当たりやすくなります。
2. インクが漏れる
■ 先端部の場合
紙に筆記してみて下さい。引っ掛かったり、濃淡になったりしませんか? 先端は精密に作られています。落としたり、ぶつけたりすると先端が変形して隙間が大きくなったり、ボールがとれたりしてインキが流れ出ることがありますのでご注意ください。
■ 尾端の場合
ボールペンを水平より上に向けて筆記すると、先端から空気が入りチップ内のインクが途切れることがあります。インキが途切れると先端から空気が入り尾端から流れ出ることがありますのでご注意ください。
■ 気圧差
モノボールU、替え芯「BK−L5P」を使用している水性ボールペンは、万年筆と同じ構造です。急に暖かいところや飛行機などの気圧の低いところに移動すると、インクタンク内の空気が膨張します。空気の膨張を吸収できる機構になっていますが、くり返し起こりますと外に流れ出ることがあります。また強く振ったりすると、漏れ出ることがありますのでご注意ください。
3. 筆記線にムラがある
先端のボール表面についたインクが、紙に転写されて筆記されています。転写されずに残ったインクはチップの中にもどりますが、先端部にゴミがついたり、変形して隙間が不均一になるとインクがそがれて溜まり、玉になって紙面に付くことがあります。
4. カスれる
ボールペンは、ボールの回転によって先端のボール表面についたインクが紙に転写されて筆記されます。しばらく使っていないとインクが乾燥して固まり回転し難いことがあり、回転が始まるまでがカスレとなってしまいます。
5. 筆記線が二重になる
ペン先のボールとホルダーの隙間は、均一に造られています。落としたり打ちつけたりしてホルダーが変形して一部分だけ狭くなると、その部分だけボール表面にインクが乗らず、筆記されなくなります。このために、線が二重になったり、濃淡が出たり、書く方向によっては書けたりカスレたりすることがあります。また、紙に付いたホコリが詰まって起こることもあります。ペン先は精密に作られていますので大切に取り扱ってください。
取扱・使用上の注意
1. 筆記方法について
■ 上向き筆記について
ボールペンは、ボールの回転によって先端のボール表面についたインクが紙に転写されて筆記されます。インクは、タンク(パイプ中)から重力で供給されます。ペン先を上に向けて書くとインキが供給されないので書けなくなってしまいます。一般的には、同様の構造なので上向きでは書けません。しかし、タンク内を加圧してインクを供給しているペンでは書くことができます。また、水性のボールペンでは毛細管現象でインクを吸い上げることができ書くことができます。
■ 水中での筆記について
通常のボールペンは、インク内に水が入りますので使用しないでください。
2. 消したいときは?
砂消しゴム等で、インクの付いた紙の表面をけずりとるという方法があります。修正テープ等で消す方法もあります。インキ消しで染料を分解する、という方法も考えられます。インキ消しは完全には消えませんし、紙をいためますので、使用にはご注意下さい。公文書では、二重線を引き訂正印を押します。
3. 保管について
高温の場所に長時間置かれるとインクが劣化します。保管する時には、高温多湿の場所は避けてください。
また、低温下では、インクの粘りが強くなり筆記が重く線が薄くなりますのでご注意ください。
ボールペン雑学
1. ボールペンの長所
ボールをペン先に利用した筆記具がボールペンですが、何故これ程世界的に広く利用されているのかというと・・・
○全方向性:タテ、ヨコ、ナナメどの方向にもスムーズに書けるので、どんな言語でも、どんな書き方でも問題が無いこと。
○筆圧対応力:インクを潤滑剤として使いつつ紙にインクを付けていくので、筆圧に関係なくボールが回る限り書けること。
○筆跡安定性:ボールが減りにくく、筆跡が変化しにくい。
○多様性:インクを変えることで、様々な特性が出せる。
などが挙げられます。また、ペン先や紙に余計な神経を使ったりしなくても良い筆記具がボールペンであり、とても現代的な筆記具であるとも言えます。
2. 筆記した文字の寿命
油性は、書類として通常の保管状態ですと、50年以上はもつと言われています。 現在、ボールペンを発売して50年以上になりますが、当時の書類が今も残っています。但し、直射日光の当たる場所ですと、6ヶ月程度で薄くなってしまいますのでご注意ください。
水性・中性の顔料インクは、「墨」と同じ成分ですので数百年単位でもつと予想されます。
3. 筆記距離
トンボ鉛筆の事務用ボールペン(BR-NF芯)で1500m、カルノ・ビズノで1000m程度書くことができます。
非常に小さなボールなのに、なぜ下におちずにうまく回っているのかは、とても不思議です。チップを作るために細い針金状の金属を円筒状にカットした物を用意し、端を円錐状に削り、先にドリルで穴をあけ、その中にボールを入れ上から叩きます。すると筒の中が受け皿状になって安定されます。それから更に、ボールに沿って縁を閉じる(カシメる)ので、ボールは落ちてこないと言うわけです。
5. 宇宙で書けるボールペン
加圧式のボールペンや水性のボールペンでは書くことが可能です。
6. ボールペンの英語名
アメリカでは、油性ボールペンのことをボールポイントペンと言います。水性ボールペンの事はローラーペンと呼んでいます。ちなみにドイツ語ではk・gel punkt shreiberと言い、中国語では圓珠筆(イエン・ツー・ビー)と呼びます。
中性ボールペンについては、水性ボールペンの一種として含まれてしまう事が多いので、特に英訳が定まっていませんが、ジェルインク(Gel INK)ペンで通じるようです。
ボールペンの歴史
1. 油性ボールペンの歴史
実用的な物としての開発は、1943年にハンガリーで考案されたのが始まりです。事実上、ボールペンの歴史はわずか60年余りということになります。翌年1944年にはエバーシャープ社(米)が特許を買い、内容を改良したものを発売しました。
日本国内では1945年に米国進駐軍により紹介されたといわれており、1951年にオート社が実用に耐え得るボールペンを世に送り出しました。トンボ鉛筆は1958年にボールペンの発売を開始しました。発売当時ボールペンについてトンボの商標を取得していなかったため、「クラウントンボ」を商標として使いました。トンボの油性ボールペンの品番BC−のCは、このクラウンに由来しているそうです。
ボールペンもシャープも、機能的・実用的な商品としてアメリカで発明されました。しかしその後の発明の中心は、むしろ日本に於いてで、サインペンや中性・水性ボールペン、筆ペン(顔料インクを含め)等が日本で発売されました。現在、日本は筆記具の先進国と言われています。
2. 水性ボールペンの歴史
水性ボールペンの歴史は油性ボールペンより枝分かれした形で、1964年にオート社で開発されたのが始まりでした。その後改良を重ね、1972年には実用に耐え得る物として国内メーカーより発売されました。これは日本国内よりも、むしろ欧米市場で大変評判が良かったそうです。その後、極細タイプ、0.5mmボール金属チップや、1984年に国内液式水性ボールペン第一号として、トンボの「ロールペン」と「モノボール」が登場しました。
水性は油性に比べ筆記距離当たりの経済性は悪いのですが、筆記線の濃さと手に負担の少ない軽快な筆記感が得られるのが特徴です。
3. 中性ボールペンの歴史
最も新しいのがこの中性ボールペン(ジェルインクボールペン)です。 1984年頃に国内メーカーより発売されました。中性インクという言葉を使って新しい世代のボールペンとして注目を浴び、その後も各メーカーより新商品が次々と発表され、現在では確立されたジャンルとして使われています。
中性ボールペンは、にじみが少ない、ボテが比較的少ない、書き味・筆跡能力がとても良いこと等、軽くきれいに書ける事が評価されていました。
トンボの中性ボールペンとしては「Jボール」があります。
