トンボ鉛筆100年史 page 71/98

トンボ鉛筆100年史

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トンボ鉛筆100年史

ベトナム第一工場正門(左)と修正テープの検査工程(右)トンボの“モノづくり宣言”──ベトナム工場の稼働長引く不況で消費が低迷する一方、アジア製の廉価文具が大量に流入。メーカー悲観論が広がるなか、トンボ鉛筆は“モノづくり宣言”ともいえる策を打った。2003年10月、ベトナム・ホーチミン市郊外にトンボ鉛筆100%出資の現地法人Tombow Vietnam Ltd.を稼働させ、新城工場、Tombow(Thailand)Co., Ltd.との3拠点生産体制を確立し、生産におけるグローバル化を図る。同じ年、修正テープの代名詞になった「MONO YTC」のテープ内蔵量を6割増量。希望小売価格は据え置いた。こうしてユーザー満足を獲得すると同時に、業界へ「テーププロダクトでは譲らない」トンボ鉛筆の意地をアピールする。消す・貼る分野のコア技術の確立を急ぐトンボ鉛筆は2003年から研究開発部門をいっそう強化した。なかでも重視したのは「消す・貼る」分野のコア技術となるカプセル技術とコーティング技術である。カプセル技術は、力や温度、化学反応などの条件を設定して作用させる技術だ。すでに、多くの「貼る」製品群でお客様にサプライズを提供している。コーティング技術は性質の違うミクロンオーダーの機能膜を多層コーティングしていく先端的技術である。この技術が「消す・貼る」の様式を変えてきた。トンボ鉛筆は製品のコア技術にこだわる。Research andDevelopmentこそ、サプライズのパワーであり、グローバル化へのエネルギーであるからだ。史上最高益を記録2004年春、史上最高益を記録する。戦略商品の育成、原価低減への全社的取り組みなどが実を結んだ成果だった。この財務体質をもって、トンボ鉛筆は、企業イメージの統一に着手。創業時の「トンボ印」をシンボルに据えた。そして、MONO、ピット(PiT)など、事業領域の拡大に伴って設定し、著名ブランドに成長した種々の製品ブランドとの整理統合をスタートさせた。加えて、トンボ鉛筆がめざすもの、つまり、ユーザーにサプライズを与える開発型メーカーとしての企業姿勢、「トンボの使命」と「私たちの姿勢」を明文化する作業に着手する。LADIESMONO YSREPORTERZOOM 53571トンボ鉛筆100年史